Q-CATについて

q-cat

「外装タイルと有機系接着剤の組合せ品質認定制度:Q-CAT」は外装タイルの有機系接着剤張り(外装接着剤張り)において社会で求められている「安⼼‧安全」、「環境配慮」という品質を持つタイルと接着剤を、お客様に選んでいただきやすくするための認定制度です。

Q-CATとはQuality accreditation system for Combination of organic Adhesive and exterior Tileの略です。

Q-CATの概要

外装接着剤張りの施⼯品質を確保するためには、適切な材料、適切な施⼯技術、適切な現場管理の3要素が重要です。Q-CATは、その中の「適切な材料」の品質基準として、「タイル基準」「接着剤基準」「組合せ基準」を定め、認定することで、これにより、適切なタイルおよび接着剤の普及を推進します。

適切な材料のための品質基準 Q-CAT

Q-CAT認定基準(詳細は、全国タイル⼯業組合のホームページをご覧ください)

タイル基準

JIS A 5209(陶磁器質タイル)を基本としつつ、外装接着剤張りに適した基準(タイル裏面の条件など)を設定しています。また、環境配慮の観点から、グリーン購入法適合を必須要件としています。

接着剤基準

耐久性の基本品質としてのJIS A 5557(外装タイル張り用有機系接着剤)の認証を必須要件としています。また、JIS A 5557で規定していない下地への接着性、ずれ抵抗性、目地詰めをしない場合の外観品質基準を設定しています。

組合せ基準

施工品質を確実にするため、そのタイルに適した施工条件(接着剤の塗布方法)を定めるとともに、タイル裏面への接着剤の付着面積の確保、施工時のずれ抵抗性の基準を設定しています。

認定
認定
Q-CATマークをカタログや梱包に表示することができます。

接着張りの 施⼯品質向上

接着張りの 施⼯品質向上

Q-CATの認定について

認定には、「型式認定」と「個別認定」の2種類があります。

型式認定

型式認定は、品質基準を満たしたタイルと接着剤に対し、それぞれの組合せを個別に評価しなくとも組合せ品質が確保されていると認める簡易認定制度です。ただし施工方法(クシ目ゴテの条件)は指定されます。タイルの型式は「長さ」、「面積」、「単位面積質量」を基にし、T1〜T3型に区分されます。接着剤の型式は、タイル型式に対応するずれ抵抗性によりC1〜C3型、Y1〜Y3型に区分されます

個別認定

個別認定は、型式認定の範囲外のタイルについての認定方法で、指定した接着剤と施工方法(クシ目ゴテの条件)を指定し、その組合せを個別に評価して認定する制度です。なお接着剤、窯業系サイディング、ジョイントテープおよび窯業系サイディング用接着剤の個別認定はありません。

型式認定

型式認定

型式認定は、品質基準を満たしたタイルと接着剤に対し、それぞれの組合せを個別に評価しなくとも組合せ品質が確保されていると認める簡易認定制度です。ただし施工方法(クシ目ゴテの条件)は指定されます。タイルの型式は「長さ」、「面積」、「単位面積質量」を基にし、T1〜T3型に区分されます。接着剤の型式は、タイル型式に対応するずれ抵抗性によりC1〜C3型、Y1〜Y3型に区分されます

型式認定

個別認定

個別認定は、型式認定の範囲外のタイルについての認定方法で、指定した接着剤と施工方法(クシ目ゴテの条件)を指定し、その組合せを個別に評価して認定する制度です。なお接着剤、窯業系サイディング、ジョイントテープおよび窯業系サイディング用接着剤の個別認定はありません。

タイル 型式認定 個別
認定
T1型 T2型 T3型
単体タイル
表張りユニットタイル
樹脂連結ユニットタイル
裏ネットユニットタイル
その他のユニットタイル
型式認定 個別
認定
T1型 T2型 T3型
モルタル系下地⽤接着剤
型式認定 個別
認定
Y1型 Y2型 Y3型
窯業系サイディング、ジョイントテープ
および窯業系サイディング⽤接着剤の組合せ

※ ○印の部分は認定基準あり。 ー印の部分は認定基準なし。

Q-CATの下地適⽤範囲

セメント系下地 窯業系サイディング下地
モルタル(JASS 15) Q-CATに登録された窯業系サイディング
コンクリート(JASS 5)
押出成形セメント板(JIS A 5441)
ALCパネル(JISS A 5416)